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萬年屋大名町店

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萬年屋の歴史

味噌玉味噌は、今からおよそ1300年ほど前に大陸から朝鮮半島を経て日本に伝わったとされています。

天保3年(1894年)に創業以来、当時とほぼ変わらぬ仕込みで、大豆を2度熟成させる伝統的な製法を今も守り続けています。

かつては全国各地、一般家庭で味噌玉を作り、味噌を作っていました。
この製法で作る味噌は完成までに3〜4年かかるので、
各家庭、味噌桶というものがあり、古いものから手をつけていました。
昭和60年代を境にこういった風景がだんだんと見られなくなっていきました。

そして味噌玉製法で味噌を作っているのは、私どもを含め今では長野県内で5社のみとなってしまいました。

伝統を後世に伝えていきたい

スーパーなどで売られている味噌は茹でて潰した大豆に麹をまぜて作る味噌が主です。
麹で作る味噌も歴史が古く、平安時代、京都・平安京の東西の位置の記録に麹菌の販売という記録が残っています。 

しかし、味噌玉味噌はやはり味噌作りの原点です。

大豆を煮て潰し玉を作り、3週間ほど寝かせます。
寝かせている間に空気中の菌が入り込むので味や風味が複雑化します。
そして塩味を足すと味噌になるのです。

味噌玉味噌を作る味噌蔵は長野県内で5社のみとなってしまいました。
伝統は一度途絶えてしまうと、復活させることが難しくなります。

私は味噌造りという伝統を後世に引き継いでいきたいと思っています。

地産地消への想い

かつて先代の頃には輸入大豆を使っていたこともありました。
私の代になり、国産へ、県内産へ、そして松本産へとシフトしてきました。

大豆は四賀の棚田で作り、麹もできる限り自分で田植えや稲刈りをして米を収穫し作っています。
休耕田の利用や、地元の農業を盛り上げることにも繋がっています。

萬年屋では漬物も作っていますが、漬物の原材料も市の農政課を通じて新しく農業法人立ち上げた所に生産を委託したりと、地元の地産地消にこだわっています。

萬年屋のおすすめ商品

『豊麗(ほうれい:伝統味噌玉造り)』-お取り寄せNo.1-

伝統的な製法で作られています。
こくがあり奥深い味わいでお味噌汁は具を選びません。
萬年屋の蔵に住み着いたホワイトチーズの菌が大豆に取り込まれるので、
チーズの風味が特徴の味噌です。
店頭でも一番人気の味噌です。

『極味(きわみ:伝統味噌玉造り)』-一度は味わっていただきたい!-

豊麗に比べ麹を1.5倍にして仕込んでいるため、旨味と甘味が多く、
濃厚で奥深い風味に加え、とてもなめらかで優しい味が特徴です。
洋風料理にも合う、風味豊かな味噌です。

『本漬けたくあん』-昔ながらのぬか漬け-

松本産の堅大根(地大根)を、昔ながらの本格的なぬか漬けにしています。
ナスの葉や柿の皮を一緒に漬け込み、飽きのこない伝統の逸品です。

小型パックが便利です

1キロ入りや500グラム入りのものだと、好みに合わなかったらどうしよう?と思いますよね。
萬年屋では200グラムの少量でも販売しています。
箱詰めもあるので食べ比べをしたり、お友達とシェアするのはいかがでしょうか。

全ての味噌が、粒が残っているタイプと、さらっと溶けるこしてあるタイプがあります。
こちらもお好みでご賞味ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。